



2006年 第1戦 ツインリンクもてぎ
JSB1000公式予選
昨日までの2日間の練習走行の結果を踏まえ、各選手5周程度でピットに戻ってマシンに調整を加え、徐々にタイムを上げていったわけだが、辻村はその後リアのサスペンションのパーツを交換することにし、このセッションでは最後に1周確認走行をおこなうにとどめた。手島はその後も微調整を加え、最終周に1分53秒254までタイムを詰めた。伊藤はその後52秒218を記録して5番手となり、手島、辻村はそれぞれ9・10番手で午前のセッションを終えた。
午後の予選では各選手まずは午前のセッションで使用したタイヤを装着してマシンやコースの状況をチェックしながらペースを上げていった。まずタイヤを新品にしたのが辻村で、午前の記録を上回る53秒071を記録して7位につけた。
続いて手島も新品の前後タイヤを装着してタイムを詰め、昨日のタイムを1秒近く更新し、辻村を上回る52秒933を記録していた。 一方、伊藤は何度もピットに戻って調整を加え、40分のセッションも残り4分程となってからいよいよタイムアタックをおこなった。 残りの2周、51秒台で走行し、最終周に51秒654を記録して6位となった。同じ頃、辻村は怪我をおして52秒台で連続して周回し、52秒638を記録して8位でセッションを終えていた。
上位の選手は皆、午前のセッションで記録したタイムを更新しており、午後のセッションのタイムで決勝グリッドが決定された。 明日の決勝では伊藤・辻村が2列目、手島が3列目(9位)から、開幕戦に臨む。予選の結果としては決して満足できるものではないが、我々は今、文字通り今シーズンのスタートラインに立ったばかりだ。
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ST600公式予選
今シーズンからこのクラスでも予選・決勝を通じて前後3セットのタイヤを使用することが可能となり、午後のセッションでも新品タイヤでタイムアタックすることができるようになった。 2組に分かれた予選グループのB組で予選に臨んだ辻村は、まずはB組4番手のタイムを記録したところでピットに戻り、25分間のセッションが残り10分ほどとなった時点で再びコースに出て、タイム更新を狙った。
その頃、同じブリヂストンタイヤを使用する酒井が1分56秒532でトップに立った。辻村は徐々にタイムを縮めたが、怪我が癒えていない体ではさすがに酒井には及ばず、酒井に続く57秒697を記録してセッションを終えた。午前のA・B組総合の順位では7番手であった。
午後のセッションに先立っておこなわれたA組の予選では、昨年のチャンピオン安田がこのコースの記録を塗り替える1分55秒926を記録してトップに立っており、各選手、そのタイムをターゲットに争うこととなった。 辻村はセッション前半に、思うように動かない体に鞭打って57秒359までタイムを縮め、このセッションのその時点でのトップに立ったものの、現状ではそれが精一杯であった。 セッション後半はやはり酒井がきた。辻村の後ろにつきそして前に出た周に56秒425をマークしてトップに立ったのだった。
午前・午後の2回のセッションで最速タイムをマークしたのは、上述の安田。B組3位の辻村は総合8位、2列目から明日の決勝に臨む。 怪我の状況からして、辻村のタイムは賞賛に値するが、連続して周回を続ける決勝では不利な状況であることは否めない。 最後に笑うためには、このレースで1ポイントでも多くチャンピオンシップポイントを獲得すべく、ここは歯を食いしばって痛みに耐えなければならない。
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2006年シーズン開幕! ST600は辻村が痛みをこらえて2列目グリッドを獲得
JSB1000は辻村・伊藤が2列目、手島が3列目からスタート
今シーズンの開幕戦は昨シーズンの幕を閉じたツインリンクもてぎでの開催である。 今シーズンは、エース辻村が昨年同様ST600とのダブルエントリー、昨年惜しくもST600のチャンピオンシップを逃した手島がJSB1000クラスにステップアップ、そして昨年度のチャンピオン伊藤真一を加えた3台でチャンピオンシップを争う。
今日の開幕に向けて3月からテスト走行を開始したが、その矢先、辻村が転倒して腰椎と右足の指を骨折し、レースウイークまで治療に専念するという思いがけない滑り出しとなってしまった。約1ヶ月治療に専念していた辻村は、なんとか歩けるようにはなったものの、今暫く治療が必要な状態である。しかし、完治まで出場を見合わせていてはチャンピオン獲得は望めない。
これまで2006年型のニューモデルでテストできていない為、今回は辻村のみが昨年型のマシンを使用する。今回特別に設けられた木曜の練習走行から1ヶ月ぶりに走行を開始した辻村は、バイクの操縦に重要な下半身に力が入リにくいため、他の部位に負担がかかり、思うようにマシンを操れないものの、そこは100戦練磨の元世界選手権ライダー、他の選手に見劣りしないタイムを記録しているのはさすがだ。 1000でのデビューレースとなった昨年の8耐でいきなり4位入賞(XX-F DIV.1クラス優勝)を飾ったルーキー手島は、その非凡な才能を発揮してCBR1000RRを乗りこなし、順調にテスト走行をこなして開幕を迎えた。ただ、経験が少ない分、まだまだマシンの調整を煮詰める余地は残されている。
昨年全日本選手権で所属したチームから移籍して心機一転、2年連続チャンピオンを狙う伊藤は、何と今回特別に設けられた木曜の練習走行で転倒を喫してしまった。幸いにも大事には至らず、昨日の練習走行に参加し、5番手のタイムを記録している。 今日のもてぎは、終日春の訪れを告げるような晴天に恵まれた。
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JSB1000決勝レース(14:55~ 20周)
今朝の15分間の走行時間が終わろうとしたそのとき、場内の放送とモニターから、コース終盤の90度コーナーで伊藤が転倒した、との情報が飛び込んできた。マシンは大破、医務室に運ばれた伊藤は右腕を負傷、肋骨を骨折しており、緊急に右腕の縫合手術をおこない、メカニックは大破したマシンの修復に取り掛かった。勿論、約5時間後の決勝のスターティンググリッドに並ぶためである。 伊藤は辻村以上ともいえる深刻な状況となり、3選手のうち2名が手負いの状態でレースを戦うこととなってしまったが、チャンピオンシップを狙う以上、戦わずして他のチームにチャンピオンシップポイントを献上するわけにはいかなかった。
伊藤、辻村は混乱の多いオープニングラップをそれぞれ7位、9位で着実にクリアしたが、手島は後方に埋もれてしまい、その上、1周目には3コーナーでコース端のゼブラゾーンに乗り上げ、2周目には90度コーナーでとうとうコースから飛び出し、後方から追い上げる展開となった。 3周目に伊藤は小西を、辻村は亀谷をそれぞれかわして順位をひとつずつあげ、更に2人のあいだにいた小西が、スタート時のペナルティを受けるため4周目に一旦ピットレーンに戻ったため、2人は前後に連なってチェッカーを目指すこととなった。6周目には伊藤が、今朝転倒を喫した90度コーナーで再びコースを飛び出したものの、かろうじて転倒を免れ、レースに復帰していた。
一方の手島は8周目に12位まで順位を挽回したが、前をゆく川瀬を捕らえるには至らなかった。 レースも3分の2を終えようとする13周目に、とうとう雨粒が落ちだし、急速にコースは濡れていったため、レースは一時中断となった。そして、8周の第2レースを雨の中で争って決着をつけることとなった。 負傷によりテストをおこなえなかった辻村はもちろん、伊藤も様々な事情によってマシンの調整を詰め切れてはおらず、ましてや雨の状態に合わせた調整を詰め切れてはいなかった。 第2レースでは辻村はコースに留まるのがやっとの状況で、ポイント圏外での走行を強いられたため、このまま転倒のリスクをおしてレースを戦ってもポイントは獲得できないと自ら判断し、ピットに戻って止む無く棄権した。
伊藤は4周目に川瀬をかわし、また、秋吉のトラブルにより10位となると、そのまま着実にその順位を守りきり、10位でフィニッシュした。レース後はさすがのタフガイも焦燥の色を浮かべる状況であった。上述のとおりレース前のまさに満身創痍の状況からすれば、最善の結果を収めたといえる。 そしてルーキー手島は1周目を8位で終えるスタートダッシュを見せたが、その後は着実な走りに切り替え、12位でデビューレースを終えた。とはいえ予選で得たスタートポジションを序盤にふいにした手島は、反省しきりであった。 辻村はリタイヤに終わったものの、怪我から復帰しての緒戦で、レース前に想定したより高いパフォーマンスを見せたのは、嬉しい誤算であった。
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「今回は我々にとって新たなスタートだった。手島のステップアップ、小原と伊藤の新チーム設立など、本当にいろいろあった。我々のスタートは、今切られたばかりだ。今回は順位や結果は関係ない。必ずやこのままでは済まさないし、1戦ごとに確実にレベルアップしていきます。 なお、不幸にもこのレースで亡くなってしまった我々の仲間、加藤直樹選手のご冥福を心よりお祈りいたします。」(藤井)
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全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿2&4大会は、4月15日(土)・16日(日)三重県・鈴鹿サーキットで開催されます。次戦のみ、四輪レースとの共催となり、JSB1000クラスのみが開催されます。
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| ST600クラス決勝レース |
新チームを結成した伊藤真一 |
辻村猛 |
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| 手島雄介 |
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ST600決勝レース(11:25~ 18周)
今朝の練習走行では慎重にマシンの確認と決勝用の新品タイヤの慣らし走行をおこない、決勝に備えた。 抜群のスタートを決めた辻村だったが、1コーナー進入区間で集団に阻まれポジションアップはかなわなかった。その後、後方の選手のアクシデントにより、レースはいったん中断され、再度仕切り直しとなった。 2度目のスタートでは更にすばらしいスタートダッシュを決めてジャンプアップした辻村だったが、その後、数台に先行を許し、9位で1周目を終えた。
3周目には渡辺にパスされたものの、6周目の1コ-ナ-でトップの安田が転倒を喫したため、再び9位となった。この頃には上位の4台が先行し、5位以下が10台程の集団を形成して順位を入れ替える展開となった。8周目に10位で走行中、前方で3位を争っていた高橋が1コーナーで転倒、再び9位となった辻村だったが、僅差のこのクラスで前に出るためにリスクを犯して転倒すれば、次戦への出場は絶望的である。マシンの上で、自由の利かない体に鞭打つだけではなく、そんなジレンマとも戦いながら、その後も、須貝、野田達とバトルを繰り返しながらチェッカーを目指した辻村は、しっかりと10位でフィニッシュしてみせた。
平素の辻村からすれば、不本意な成績には違いないが、彼の現状の体調からすれば、この上ないパフォーマンスを発揮してくれた。好調の安田がトップを独走しながら転倒ノーポイントに終わったことを考えれば、苦しんで得た貴重な6ポイントは、今後のチャンピオン争いに必ずや有利にはたらくであろう。
ST600は苦しいバトルに耐え、6ポイントをゲット
JSB1000は雨で中断後のレースで手島、伊藤が手堅くフィニッシュ
今日は昨日とはうって変わり、終日あいにくの曇り空。朝から雨粒がぱらついたり止んだりという天候であった。
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