F.C.C. クラッチの開発

2020.06.22レース

TSRでは、2016年4月のル・マン24時間から30年来のパートナー F.C.C. の協力により、CBR1000RRのクラッチ開発を本格化させた。
当時、F.C.C.がMoto2への供給で実績と高評価を得ていたシステムを活用し、比較的コストを抑えながらも同等のパフォーマンスが得られるシステムを構築。EWC2017/18シーズン、ル・マン24時間(2018年4月)優勝、続く欧州2戦の3位と優勝。EWC2017/18チャンピオンチームとなり、そしてボルドール24時間(2018年9月)でも見事優勝で24時間2連勝。これらの実績にF.C.C. のクラッチが貢献したのは言うまでもない。

EWC2019/20シーズンがスタートした直後の2019年11月、待望の新型CBR1000RR-R Fireblade(SC82)が発表された。これ以降、F.C.C.クラッチはこのSC82をベースに開発が進められた。

現在、開発も最終段階に入ったSC82向けF.C.C.クラッチキット。久々の鈴鹿テストを経て、いよいよ7月には製品の最終チェックが待ち受ける。

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