F.C.C. TSR Honda France&高橋裕紀が始動!
ル・マンテストと本戦に向け精力的に走り込み!!

2021.01.18レース

鈴鹿テスト
再び世界チャンピオンになるため、世界で一番多くテスト走行を行うチーム運営を方針に掲げた。世界の東と西に拠点があることを活かし、まず日本国内で2020年末よりテストを開始。新しく加入した高橋裕紀が岡山国際と鈴鹿で12月にテストを実施。そして年明けの1月18日、高橋がTSR-EWC耐久仕様としては3回目、鈴鹿では2回目となるテストを行い、2021年を始動した。

10時30分にはじまった1セッション目の路面温度は9度。高橋はソフトタイヤで2分10秒台をコンスタントに刻みながら12ラップを走行。路面温度が16度ほどにあがったため、ミディアムタイヤに変更して臨んだ2セッション目でマシントラブルがあり、ピットに戻ってきたが、3セッション目がはじまるまでには解消。路面温度4度に対し、再びソフトタイヤに交換して走行した3セッション目では2分9秒台に入りかける走りを見せた。
鈴鹿テスト

ル・マン24時間(4月17日・18日決勝)の現地での本格的なテストは3月8日〜11日に行う予定。その4日間を少しも無駄にしないためには今回のテストで、このマシンのできるだけ多くの経験値を得ておくことが必要だ。高橋が「自分のバイクになってきた。バイクは十分に速い。マシンとしてはセッティングを詰め、ライダーとしては頑張らなければいけないところと休むところを見極めるなどして耐久ならではの戦い方を探っていきたい」と語るように、鈴鹿のスポーツ走行枠の30分間×3セッションとはいえ、有意義なテスト走行になった。

今回得られたデータを元にマシンの作り込みを進め、最初のル・マンテストに臨む。オフィシャルテストの日程も3月30日・31日に決まり、そして4月17日・18日決勝の本戦に向けて待ったなしだ。
鈴鹿テスト

鈴鹿テスト

X facebook LINE